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修学旅行参加者の声

東京都立杉並工業高校

修学旅行実施時期:2022年5月
キーワード:
  • 平和学習
  • 自然体験
  • サンゴの苗づくり
  • 英語でロゲイニング

東京都立杉並工業高校 平林先生にお話しを伺いしました

沖縄を修学旅行の場所に選んだ理由は何ですか

いくつかの候補地がありましたが、学年で話し合い、教育的効果の高いところが良いという話になり、文化、歴史、地理など総合的に見て、沖縄を選びました。

修学旅行を振り返っていかがでしたか

ちょうど梅雨時期だったのですが、施設に入ると雨が降り出すなど、ある意味お天気にも恵まれ、タイミングもよく、充実した修学旅行だったと思います。

行程は3泊4日で、1日目は南部にて平和学習、2日目の午前中はサンゴの苗つくり体験、午後は希望別で3コースに分かれ、自然体験や文化体験をしました。3日目の午前も希望別コースで座喜味城跡や東村ヒルギ公園、ぬちまーす工場などを回り、午後は美ら海水族館、最終日は北谷町で英語を使ったロゲイニングを行いました。

最終日のロゲイニングは関東で初めてのプログラム利用校ということでした。英語ではありましたが、現地での交流ができ、生徒からも大変評判がよかったです。また、備瀬のフクギ並木も入ったコースもあり、生徒に沖縄らしい風景を見せることもできました。

実際に沖縄での生徒さんを見てどう感じましたか

生徒は大変喜んでいました。特に現地での食べ物でしょうか。苦手な生徒もいましたが、沖縄そばやタコライスを美味しそうにいただいていました。また、体験で作ったシーサーや砂浜で拾ってきた貝などで作った細工は、沖縄での良い土産になったと、生徒たちは嬉しそうでした。一部、護岸で釣りをしていた生徒が全く釣れず不満は漏らしていましたが、総じて楽しんでいたと思います。

事前学習について教えてください

コロナの影響を受け班別タクシー研修ができなくなり、生徒に事前に行程などを組ませる予定でしたが難しくなってしまいました。また、学校に登校できずオンラインの時期もありました。

時間がないなか5クラスの先生がそれぞれ1コマずつ、パワーポイントを使い、沖縄の歴史、産業、自然、食、文化をまとめ、オンライン講義をし、生徒たちにそれぞれの概略をまとめさせました。また沖縄観光コンベンションビューローの事前学習用DVDなども活用しました。

コロナ禍での修学旅行の実施で工夫された点などはありますか

保護者の方には、東京都の支援の話や、沖縄県の濃厚接触者に対する旅費・宿泊費を支援する緊急時支援事業の話をしたところ、納得いただくことができました。

また、今回の修学旅行は、クラス単位でなく、希望別コースの生徒が同じバスで全行程を移動する、というかたちを取りました。クラスを分けたのは、希望別コースをとりつつ、感染対策のため、バス移動時も教員が確認・指導できるように、と行った工夫です。そのため、クラス単位は集合写真のみとなってしまいましたが、生徒数も100名ほどで、生徒同士馴染みのある関係性だったので、特にクラス単位でなくとも問題はありませんでした。

生徒たちに今後、沖縄修学旅行の経験をどう生かしてもらいたいですか

沖縄は地理、歴史など、自分たちが住んでいる地域とは文化が異なる部分が多いため、沖縄を訪れ、現地と関わり合いを持ち文化の違いに触れることは、生徒たちにとって、ものの見方が変わる契機だと考えています。また、生徒には、沖縄だけでなく、日本中に目をやれるよう、視野を広くもっていてもらいたいと感じています。沖縄修学旅行での経験を、これからの糧として貰いたいと思っています。

そして、また沖縄に行くきっかけとなってもらえれば良いと思っています。

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