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修学旅行参加者の声

“オキナワ”&“沖縄”を学んだ修学旅行

天の川学園 大阪府交野市立第四中学校 修学旅行実施時期: 令和2年10月
西谷 知穂さん(左)と磯部 寛太さん(右)

事前学習を通して、戦争に対する意識が変わった

続いて生徒さんにお話を聞きます。
修学旅行前にどんな事前学習をしましたか?

磯部さん

僕たちの代から、3年生の修学旅行で沖縄に行くことになったので、1年生の時から週に一度のペースで事前学習を積み重ねてきました。授業では、オキナワ戦を題材にしたドラマ「さとうきび畑の唄」を鑑賞したり、オキナワ戦の写真を見たりして勉強しましたが、衝撃的な映像が多く心に残っています。カタカナの「オキナワ」はオキナワ戦のこと、漢字の「沖縄」は地名のことだと習い、その2つの違いを学習してから修学旅行へ行きました。

事前学習前は、戦争の写真や動画を見るのが正直怖かったです。でも怖いから見ないのではなく、そういう歴史があったことを知った上で怖さを感じることが大切だと思いました。授業内容や感想をまとめたファイルは、かなりの厚さになりましたが、沖縄に持参して現地で見返しました。

西谷さん

事前学習をする前は、戦争についてあまり考えたことがありませんでした。学習を進める中で戦争に対する意識と考えがどんどん変わっていき、実際にオキナワの戦跡をたどったことで、より戦争を身近に感じることができました。事前学習で特に印象深かったのが、6月23日の慰霊の日の「平和宣言」について学んだ時でした。実際、同じ場所で私たち交野四中37期の「平和祈念式典」を行い、全員で平和を想いながら黙とうをしました。事前学習に加えて、現地でしか感じることのできない学びを経験し、みんなで平和への想いを高めることができたと思います。

“オキナワ”と“沖縄”を全力で満喫

海では、バナナボートに乗って楽しんだ。

修学旅行の思い出を教えてください。

磯部さん

シュノーケリングをしたり、バナナボートに乗ったり、ビーチフラッグも楽しみました。大阪では見ることのできない海の美しさに感動しました。国際通りでは、各班にわかれて行動。僕たちは、すごく気になっていたA&Wへ行きました。ハンバーガーとルートビアは、めっちゃおいしかったです。ものすごく楽しくて、時間がすぐに過ぎてしまいました。

西谷さん

私たちは、事前学習でも調べた首里城に行きました。火事によって焼失してしまった首里城ですが、焼け残った建物もあり、当時の風景を想像することができました。改修が終わった美しい首里城を見れなかったのは残念でしたが、首里城公園の雰囲気や首里城跡からの眺めがとても綺麗でした。首里城が復旧されたら、また首里城公園に行ってみたいです。国際通りの自由行動では、紅芋のサーターアンダギーを食べました。すごくおいしかったです。天気も良く、暑かったけど気持ち良かったです。

緊張した面持ちでガマに入る生徒たち。

旅行中に印象に残っていることはありますか?

磯部さん

僕は事前学習で、戦争中に防空壕として使われていたガマ(洞窟)について調べていましたが、中の様子は写真がなかったのでわかりませんでした。実際にガマを歩いてみると、戦争中に兵隊や住民の方が暮らしていた様子が目に浮かび、自然に涙が溢れてきました。ガマの外に出た時の光がありがたく感じて、生きていることに感謝しないとだめだなと思いました。自分の考え方が変わった貴重な体験でした。

西谷さん

平和学習での学びだけでなく、私はマリンスポーツが心に残っています。これまで海で泳いだことはあってもマリンスポーツは体験したことがなく、ずっとバナナボートに乗ってみたかったんです。マリン体験はとっても楽しかったです。

ひめゆり資料館で黙祷する生徒
修学旅行の思い出を話す、磯部 寛太さん

沖縄の人との交流もありましたか?

磯部さん

国際通りの店員さんがすごく気さくで優しかったです。歩いている人も「どこから来たの?」「修学旅行なの?」ってたくさん声をかけてくれてうれしかったです。言葉のイントネーションが違うのでとても新鮮でした。

西谷さん

私はあまり話せなかったので、もっと沖縄の方言を聞いてみたかったです。また次に沖縄に行った時には自分から話しかけてみます。

コロナ禍の修学旅行も楽しい思い出に

コロナ禍での修学旅行となりましたが、いかがでしたか?

磯部さん

コロナウイルス感染拡大のため、修学旅行が2回延期(5月、6月に延期の後、10月に開催)になり、もう中止かなと少し諦めていました。でも、学年主任の川本先生や校長先生、ほかの先生のおかげで行くことができました。この学年の最高に楽しい思い出になりました。

西谷さん

行く前は、制限されることも多いので不安でしたが、実際に行ってみると、楽しかったので良かったです。ホテルのスタッフの方も、毎日検温してくれるなど、たくさんサポートしてくれたので感謝しています。

事前・事後学習時に作成した沖縄戦についてのレポートや折り鶴、修学旅行での思い出の写真は校内に掲示されている。

“悲しさ”と“楽しさ”を体感した沖縄旅行

もう一度、沖縄へ修学旅行に行けるとしたら何がしたいですか?

磯部さん

6月23日に行われる平和セレモニーは動画でしか見たことがないので、実際に現地に行って、黙とうを捧げたいと思います。あとは他のクラスが行った轟ガマ(私は糸数ガマに行った)に行きたいです。県内各地の戦争に関する場所に行き、自分の目で確かめたいです。

慰霊の日に沖繩に行きたいと話す、西谷 知穂さん
西谷さん

私も「慰霊の日」にオキナワへ行って、みんなで平和宣言を聞いて、黙とうを捧げたいです。
もちろんキレイな海でマリンスポーツも堪能したいです。次回も、”オキナワ”と”沖縄”を全力で満喫したいです。

ひめゆり資料館で展示物を見て学ぶ

今回の修学旅行を今後どのように活かしたいですか?

磯部さん

オキナワ戦のことを忘れずに、しっかり伝えていくことが大事だと感じました。「オキナワ」と聞くと戦争のことが真っ先に思い浮ぶかもしれませんが、僕たちはすごく楽しい経験もさせてもらったので、「沖縄」って楽しい場所だということも伝えたいですね。

西谷さん

今回の平和学習などを通して、学んできたこと、沖縄に行って感じたことを忘れないようにしたい。あとはこれから出会う人々や次の世代に「沖縄でこんなことがあった」、「沖縄ってこんなところだよ」というのを伝えていきたいです。

事後学習でガマ体験を報告する

今後、もし後輩が沖縄に修学旅行へ行くとしたらどんなアドバイスをしたいですか?

磯部さん

オキナワ修学旅行から帰ってきた後、事後学習として平和集会を開きました。現地での経験を踏まえた上での平和集会は、意味があるものでした。今後は、これが四中の伝統行事になるといいと思います。

西谷さん

沖縄には今までに体感したことのない世界が広がっていました。後輩のみなさんには、現地に行かないとわからないことがたくさんあるので、ぜひ自分の目で確かめてほしいです。

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