沖縄戦で家族全員を亡くした祖母をもつ大阪出身の谷ノ上朋美が、自分のルーツをたどるため沖縄戦を学ぶ中で感じた実体験を元に作ったオリジナルのひとり芝居を鑑賞していただきます。
本事業では、公演を通じて若い世代が戦争の現実を深く学び、平和への理解を深める機会を提供します。公演後のアフタートークやディスカッションを行い、学生が疑問を持ち、平和について考える場を設けます。公演は平和学習の一環として、観るだけでなく、学びを深めるプログラムとして幅広い教育効果を期待しています。

―あらすじー 谷ノ上朋美自身がモデルである主人公の「わたし」が沖縄戦で生き残った「おばあ」のことを知ろうとガイドと共に沖縄戦の足跡を辿っていく中で、ひめゆり学徒や軍人の意識に次々と入り込み、戦争の過酷さを実感する。沖縄戦を駆け抜け苦しむ人の感情と「わたし」が今まで駆け抜けてきた人生の苦しみの感情がシンクロし次々とストーリーが展開されていく。